トップメッセージ

皆さまには、平素よりご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。

コンコルディア・フィナンシャルグループは、経営理念である「地域にとってなくてはならない金融グループ」であり続けるために、地域社会・お客さまが抱える課題に真摯な姿勢で向き合い、ソリューションの幅を広げ、質を高めていくことで、最も身近な存在として選ばれるようになるという決意から、2022年4月より、長期的にめざす姿を「地域に根ざし、ともに歩む存在として選ばれるソリューション・カンパニー」とし、中期経営計画に取り組んでいます。

当社を取り巻く経営環境をみると、グローバルではウクライナやパレスチナ情勢などの地政学リスクが引き続き懸念されるほか、国内においても歴史的な円安、株高の一方で、物価高の進展や人手不足の深刻化に加え、マイナス金利政策の解除やイールドカーブ・コントロールの廃止などの金融政策の転換がおこなわれるなど、大きな変化の中にあります。

こうした中で、中期経営計画最終年度である2024年度は、これまで進めてきた変革による成果を具現化し、中期経営計画を着実に達成することで、「長期的にめざす姿」に向けたさらなる成長へとつなげてまいります。具体的には、「ソリューション・カンパニー」への転換に向けた3つの基本テーマ「Growth」「Change」「Sustainability」で掲げた各施策を一層推し進め、神奈川銀行との経営統合を通じた金融仲介機能の強化等によりソリューションビジネスの深化・拡大をはかるとともに、人財戦略に基づく人的投資強化や、地域社会の課題解決に向けたサステナビリティ経営の確立、ガバナンスの高度化に取り組み、経営基盤の強化をはかっていきます。

引き続き、お客さまの期待を超えるサービスの提供を追求し、持続的な成長を通じて企業価値の向上をはかることで、地域社会の持続的な発展に貢献するとともに、着実な利益成長を通じた株主還元強化にも取り組んでまいります。

今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2024年4月
株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループ
代表取締役社長

片岡 達也